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生産工程

生産工程

弊社は、グローバルでの等速ジョイント需要増に対応するため、等速ジョイントの部品及び組立を行っている等速ジョイント専門工場です。
環境保護を重視し最新の生産技術を採用(油不使用、ロボットと人の共存)することにより、「生産性改善」および「物流改善」によるコスト競争力強化を目指しています。

工場内

(1)IDタグを活用した混流搬送方式

加工工程が異なる2種類の等速ジョイントの内部製品を、自動搬送可能な設備をライン化し、製品を載せたパレットのIDタグ内の識別情報を判別することで、複数の設備を繋いだコンベアを使用した、パレット搬送システムにて加工工程に必要な設備を選択しながらフレキシブルに生産を行っています。

(2)中間在庫を持たない製造ライン

等速ジョイント用の外輪の旋削〜熱処理〜仕上工程の各設備を連結ライン化することにより、工程毎の投入排出装置等が不要となり、ライン全長を大幅短縮(現状ラインの1/3)しました。このライン構成によって、作業工数の削減、工程間の中間在庫の削減及び生産性の向上を実現しています。

(3)油を使わない加工設備

等速ジョイントの内部部品のボール保持部、外輪の熱処理後の加工部分を焼入鋼切削にて加工を実施しています。従来の研削加工は、加工時に発生する熱、切粉等を除去する為に研削油が必要となりますが、焼入鋼切削することにより、研削油の廃止及び研削スラッジの排出といった環境汚染の懸念が少なくなり、環境にやさしい加工方法を実現しています。

(4)ロボット活用によるフレキシブルな加工ライン

加工設備の製品の投入取出し及び次工程の搬送装置への製品の受け渡しにロボットを使用し加工を行っています。ロボットの自由度を最大限活用し、生産性の向上と段取短縮を実現しています。

(5)人とロボットが共存する組立ライン

ロボットと人の作業域を設備により隔て、人とロボットが共存できる組立ラインを実現しました。設備を自動化し、部品の搬送にロボットを活用し、細かい部品の組付けを作業者が行っています。人とロボットの共存により、人作業の負荷を大幅に軽減でき、また、生産性向上を実現しています。